ここでまず、この付近の解剖学的な知識を理解していただきたいと思います。膣の入口と肛門とは「括約筋」と呼ばれる筋肉で、ちょうど8の字型に連結されています。この筋肉が出産や年齢によって緩み、それに伴い、膣内部の粘膜も伸びて全体が緩んでくるのです。ということは、この表面の粘膜だけを縮めても全く意味がありません。
まず、この筋肉を引き締めることが大切なのです。
手術はまず、局所麻酔を効かせた後、肛門側の膣入口の部分に小さな切れ込みを入れます。ここから、まず括約筋の緩み具合をチェックした後、特殊な細い糸で筋肉を引き寄せます。すると、筋肉が引き締まった分だけ、粘膜の余りが出ます。その余分な粘膜を状態に合わせて取り除き、溶ける糸で縫い合わせます。所要時間は約30分です。
この手術の際、当院では通常の金属のメスは使わずに、アメリカ製の最新式高周波メス「サージトロン」を使用します。これは3.8メガヘルツ×140ワットという高密度で微妙な高周波電流を細胞に作用させ、組織を瞬間的に蒸発させカットし、同時に止血する最新テクノロジーです。メスやハサミのように組織を挫滅させることもなく精密な結果が約束され、さらに細菌などの感染を予防できるメリットもあります。
当院の膣粘膜・筋肉縮小手術は画期的な方法であり、皆様のご想像している以上の効果が期待できると思います。
術後の痛みや傷跡の心配もなく、また、溶ける糸を使用しているため、抜糸などの通院の必要もありません。また、術後1ヵ月間、激しいスポーツや性行為を控えていただければ、当日からシャワーなど日常の生活はほぼ差し支えありませんので、多くの方は翌日から仕事に行かれていらっしゃいます。
|