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イレズミの治療といえば皆様は「レーザーできれいに消える」と思っていますが、本当にそうなのでしょうか?答えは「NO」です。
もちろん、きれいに治療できる場合もあるでしょう。しかし問題点も数多くあります。それをここで検証していきましょう。
問 題 点
1.レーザーは主に黒い色に反応します。よって、色のついたイレズミはレーザーでは効果が薄い。
2.レーザーで黒い色がとれたとしても、その跡がそのまま白い傷となって目立つ。また、肥厚性瘢痕となることもある。
3.多くの場合、麻酔を使わないので非常に痛い。
4.イレズミの色素が入っているレベルが一定でないので、レーザーが有効か否かは治療してみないと不明。
5.非常に高額である。
これらの多くの問題点を考えてみると、当院ではレーザー治療を導入する気にはなりませんでした。
レーザー以外の手術法としては、植皮術、皮弁法、エキスパンダー法、削皮術、切除術などがあります。それらを検証していきましょう。
■植皮術
イレズミ部分の皮膚を除去し、その他の部分の皮膚を薄く切ってはりつけます。植皮した皮膚が生着するかが不明である点と、採皮部に新たな傷ができる問題点があります。
■皮弁法、エキスパンダー法
イレズミ部分の皮膚を除去し、その近くの皮膚をくるりと移動します。皮膚に余裕がない時は風船のようなもの(ティッシュエキスパンダー)で一時的にふくらませ、皮膚を伸ばしてから行います。
■削皮術
イレズミ部分の皮膚を薄く削り、軟膏などで自然に治します。
上記の手術法も有効な場合もありますが、やはり確実な方法は、イレズミの部分をとり除く「切除縫合術」が一番だと思います。切って縫うわけですから、当然、傷跡は残ります。しかしイレズミはなくなるのです。
イレズミによる不利益は相当大きいものです。
・子供と一緒にプールや海へ行けない
・以前交際していた異性の名前を彫ってしまい、新たに結婚や交際ができない
・就職問題
・サウナや温泉に入場できない
etc
一時の思いつきが一生を台無しにしてしまっている場合も多くあるはずです。
「傷が残るのは絶対にイヤ」という人は残念ながらこの治療は無理ですので、イレズミと仲良くつきあっていく他ないでしょう。
治 療 の 実 際
切除のデザインをした後、麻酔を行います。当院では「リラックス麻酔」を併用した独自の「4段階無痛麻酔システム」を採用しておりますので、麻酔注射自体の痛みも全くありません。
十分に麻酔が効いた後、デザインに沿ってていねいに切開し、美容外科的縫合できれいに縫い合わせます。この縫合も特別な方法を用いますので、原則、抜糸も不要です。
術後は当日からシャワーもOKです。傷口をきれいに仕上げるため2〜3ヶ月はテープをはっておきます。もちろん、ご自分で入浴後にはり替えていただければ結構です。
Q & A
Q. 一回の手術でどれくらいの大きさのイレズミが切除できるの?
A. 結論から申し上げるとケースバイケースです。
皮膚の伸び方、やわらかさは個人差も相当あり、また、部位による差も大きいものです。問題になるのは「長さ」より、むしろ「幅」です。大きな「幅」を切ってしまうと、皮膚に大きな力が加わり、傷が拡大してしまいます。一回で全てを終わらせようとせず、何度かに分けて行う「分割切除術」を用いる場合も多くあります。その場合は、3〜6ヶ月くらいはあけてから次の手術を行います。何事も無理は禁物です。
Q. イレズミより傷が長くなるって本当? |