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「傷跡はレーザーできれいに消える」と思っていらっしゃる方も多いようですが、実際はそのようなことはありません。レーザーでどの程度まで改善するかは治療してみないと不明ですし、回数や費用も多くかかります。
レーザー以外の手術法としては、植皮術、皮弁法、エキスパンダー法、削皮術、切除術などがあります。それらを検証していきましょう。
■植皮術
傷跡部分の皮膚を除去し、その他の部分の皮膚を薄く切ってはりつけます。植皮した皮膚が生着するかが不明である点と、採皮部に新たな傷ができる問題点があります。
■皮弁法、エキスパンダー法
傷跡部分の皮膚を除去し、その近くの皮膚をくるりと移動します。皮膚に余裕がない時は風船のようなもの(ティッシュエキスパンダー)で一時的にふくらませ、皮膚を伸ばしてから行います。
■削皮術
傷跡部分の皮膚を薄く削り、軟膏などで自然に治します。
上記の手術法も有効な場合もありますが、やはり確実な方法は、傷跡の部分をとり除く「切除縫合術」が一番だと思います。切って縫うわけですから、当然、傷跡は残ります。しかし、傷跡の幅が狭くなるため、以前よりもはるかに目立たなくなります。
治 療 の 実 際
切除のデザインをした後、麻酔を行います。当院では「リラックス麻酔」を併用した独自の「4段階無痛麻酔システム」を採用しておりますので、麻酔注射自体の痛みも全くありません。
十分に麻酔が効いた後、デザインに沿ってていねいに切開し、美容外科的縫合できれいに縫い合わせます。この縫合も特別な方法を用いますので、原則、抜糸も不要です。
術後は当日からシャワーもOKです。傷口をきれいに仕上げるため2〜3ヶ月はテープをはっておきます。もちろん、ご自分で入浴後にはり替えていただければ結構です。
Q & A
Q. 一回の手術でどれくらいの大きさの傷跡が切除できるの?
A. 結論から申し上げるとケースバイケースです。
皮膚の伸び方、やわらかさは個人差も相当あり、また、部位による差も大きいものです。問題になるのは「長さ」より、むしろ「幅」です。大きな「幅」を切ってしまうと、皮膚に大きな力が加わり、傷が拡大してしまいます。一回で全てを終わらせようとせず、何度かに分けて行う「分割切除術」を用いる場合も多くあります。その場合は、3〜6ヶ月くらいはあけてから次の手術を行います。何事も無理は禁物です。
Q. 傷跡より傷が長くなるって本当? |