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では、まず初めにバストの構造からご説明しましょう。
バストを構成しているのは、皮下脂肪、乳腺、皮膚、乳頭、乳輪です。これらがクーパー靭帯と大胸筋の上にあります。「乳腺」とは乳汁を分泌する器官で、触ってみると筋のようにコリコリしています。「乳頭」の周りを「乳輪」といい、授乳時に赤ちゃんの口が当たる部分です。乳腺は乳頭につながっていて、出産すると乳腺から乳管を通じて母乳が出るようになります。
以上のように、バストは主に乳腺と皮下脂肪で構成されています。そしてこの二つが、バストの形と大きさを左右しているのです。乳腺は高校生から20歳くらいまでに発達し、妊娠・出産前後に大きくふくらみます。しかし、授乳を終えてしまえばしぼんでしまいます。
ご自分のバストの構造は正しく理解できたでしょうか?もしかすると、はじめて乳房の構造について知ったという人もいることでしょう。
美容整形をお受けになる前に、バストの基本的な構造を理解しておけば、医師とカウンセリングの際にも役立ちます。そして、私の開発した北村式豊胸術についても、その安全性の高さがよりお分かりいただけるでしょう。
「美しさ」というものは、きわめて主観的なものです。人それぞれに感じ方も違えば、好みによる違いもあります。しかし美容整形を行ううえで「美しさの基準」がないと、判断に困ります。そこで、私たち医師は解剖学的に見た「美しいバストの条件」を判断の基準としています。それをここで確認しておきましょう。

第3と第6の肋骨の間に位置し、胸骨あたりからふくらみが始まり、乳頭(乳首)が頂点となるような円錐形をしている。

円錐系の頂点にある乳頭は、第4・第5の肋骨に位置する。

乳頭は横からはやや横向きに見え、前からはやや外側に開いている。

乳房の厚みは、胸壁から8〜10センチ程度である。

左右の乳首を結んだ線と、左右の鎖骨の中心から引いた線で、正三角形ができる。

左右の乳房を結んだ線の長さと、あごから頭の頂点までの長さが等しい。

顔の幅と、左右の乳首の間の距離が等しい。

バストサイズがヒップサイズと等しく、適度のやわらかさで盛り上がっている。
これはあくまで一般的な基準であり、いちおうの目安です。しかし、美しさの第一条件はなんといっても、「その人に合っている」という点です。自分の体型や体格に最もよく似合う美しいバストはどんな形で、どれくらいの大きさなのか。まずは、それを知ることです。