背中で伝える

今日の新聞に宮大工の話が載っていた。


宮大工とは法隆寺などの寺院をつくる凄腕の大工である。


こういう世界は厳しい徒弟制度がある。


師匠が教えるということはまずないそうである。


技は盗むもの。


確かに教えてしまったほうが効率はよい。


しかしそれでは本当に大切な点は伝わらない。


言葉やマニュアルとしては成立しない。


近くでずっと見て、背中で教えることが全て。


ということである。


気の遠くなるような話だが非常に考えさせられる記事であった。


今の時代とは全く逆行している。


しかしこういう時代だからこそこの考え方が大切だと思う。


 

  • 2008年07月23日
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