神の手

昨日のテレビで世界的な脳外科医の


福嶋先生の特集をやっていた。


よくこの先生の番組はやっているので


多くの方がご存じだと思う。


先生のやっている


鍵穴手術こそ、そのスーパーテクニックだ。


 


今まで大きく頭蓋骨を切っておこなっていた


脳外科手術をほんの小さな穴から


成し遂げてしまう。


 


福嶋先生は


「血一滴、金1グラム」


とおっしゃられた。


つまり出血を少なくすることは患者様への負担をへらすことにつながる。


そのためにも


傷はできるだけ小さいほうがいい。


だから小さな穴から


あらゆる方向がのぞけるよう


医者が動き回ればいいだけの話。


と語る。


 


正に当院のわきが治療もそのコンセプト。


小さな穴から内部を確認して


汗腺組織を徹底的に取り除く。


 


当然一方向からだけでは見えないので


私は患者様のまわりを


角度や方向を変え


しゃがんだり、つま先立ちになったり、片足立ちになったりして


アクロバチックに行う。


 


驚いたのは


福嶋先生はその昔


片足だちで顕微鏡手術の練習をしていたという・・・・


すごすぎる!!


 


福嶋先生は語る


「私は人の3倍努力し、4倍働いている。


日本人の皆さん、もっともっと努力し、働きましょう!」


 


私も異常なほど働いているが


まだまだ上がいる。


 


でもこれだけすばらしい日本人のドクターが


世界で認められるというのは


日本の誇りである。


 


また明日から


気合をいれてがんばろう!!


 

  • 2009年06月20日
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